調光レンズについて

東北地方も梅雨明けをして、日本全国で夏本番といったところ。日射しもジリジリとして天気予報では『高温注意情報』なるもので、熱中症への注意喚起がされていますね。
これは2011年7月から天気予報など呼びかけているもので、概ね気温が35℃以上の地域へ注意を呼びかける"情報"とのことです。

今日のお話は弊社のレンズラインナップにもあり、人気のある「調光レンズ」についてですが、この調光レンズは紫外線(UV)の強さ(量)で色が変化するレンズで、夏の季節はUV量も多く調光レンズが活躍できるはずなのですが、ひとつ弱点があるのです。
気温約30℃を超える高温の場所では色の変化が 「鈍く」なるのです。
全く変わらないことはないのですが、色が濃くならずにうっすらと色がつく程度にしか変化しません。

これは不具合ではありません。
弊社の調光レンズはレンズの素材に調光剤を練り込んでいるのですが、その調光剤が高温では働かないからなのです。(これは他社様の調光レンズでも同様なことがおこりえます)

これから本番となる、高温多湿の日本の夏では朝からジメジメしているので、そんな日はレンズの色が変化しなくてまぶしく感じられることがありますが、不具合や不良品ではありません。
秋から冬へ徐々に気温が低くなると、レンズの色変化も大きくなります。

また気温の低い場所や季節ではより色変化が大きく、色が濃く変化し色の戻りも遅いので、そのような状況で車やその他の運転は十分にご注意ください。

ICRX NXTレンズ(度付き)ではこのような調光レンズの弱点解消のために「可視光線」でも色変化をするように開発されたレンズをラインナップしています。
ICRX SPORTI NXTV PLUS 3S GREEN
レンズはお使いになられるフィールドによってお選びいただくとより快適にお使いになれます。

これからは『高温注意情報』で注意喚起をされている地域では調光レンズの色変化しにくい可能性がありますので、お出掛けの際の熱中症予防と合わせてサングラス選びの参考情報として注意してみてはいかがでしょうか?

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