色三刺激考察 〜 なぜ人間の脳は本当の色を認識するのが難しいのでしょうか 〜
人間が色を知覚できるのは「赤」、「緑」、「青」の3つの色(光の三原色)。
そして人間にはそれぞれの色に対応した感覚細胞(光受容細胞:錐体細胞【すいたいさいぼう】、桿体細胞【かんたいさいぼう】)が眼の網膜にあると言われています。主に錐体細胞は昼間など光量が十分なときに働きます。錐体細胞には長波長に反応する赤錐体、中波長に反応する緑錐体、短波長に反応する青錐体があり、この3種類からの情報で人間は色を認識しています。
夜間など十分な光量が得られないとき、錐体の機能、特に赤錐体の機能が低下し色の識別が困難になることがあります。
本来、暗い所では赤と黒の識別がしにくくなりますが、人間はその識別を「経験」で補ってしまうこともあるのです。
最新技術 "LMT"システム 〜NXT HCDレンズ〜
NXT HCDレンズはINTERCAST社のLMT(光マネージメント技術)システムでつくられ、視認性を高めるように光をコントロールする最新のハイコントラストレンズです。
どのような天候条件でも、どんなアウトドアフィールドの明るさの環境下でも最適な色やコントラスト、そして快適さを提供するために可視光線スペクトルを選別し減衰させます。
色三刺激のグラフを確認すると眼の網膜にあるとされる、光の受容細胞である錐体細胞にはオーバーラップ(重なり合う)する部分があります。この繊細な3つの色(赤、青、緑)がオーバーラップする部分では色彩の精度が弱まり、脳に混乱が生じて、色を正確に識別することに支障が起ります。
NXT HCDレンズは可視光線スペクトルにおいて、3つの色がオーバーラップしている部分のみを選別し、その狭い範囲のみを減衰させています。
3つの色それぞれを区別できることで、色のコントラストがより高くなりイメージに対する脳の反応時間を改善します。
"LMT"システムで作られたNXT HCDレンズは自然の色をゆがめることなく、快適な視界を得ることができ、他のレンズにはない良質なコントラストをご提供いたします。
" ICRX SPORTI NXT V PLUS 3S GREEN " はこのLMTシステムによって作られたHCDレンズです。
1)HCD機能レンズは光マネージメント技術でつくられた最新のハイコントラストレンズ
2)HCD機能レンズは色を歪めることのない高い視認性
3)HCD機能レンズは青色を抑えた従来のハイコントラストレンズよりも眼性疲労を軽減
(注)カラーレンズは眼になじむまでに個人差がございます。またハイコントラストレンズは使う人によって違和感を感じることもありますので、お使いになる場合は十分にご注意ください。
